動物を漢方治療する時の問題点


苦くてまずい漢方薬・・・

猫ちゃんを漢方で治療するときの一番の問題点は、やはり、「苦くてまずい」ということにあります。

ウェットえさに混ぜたり、ドライ餌に振りかけたり、卵の黄身や鰹節、猫ミルクにハチミツなど、苦みを消すためにどうしたらよいのか。

ササスぺ入りのエサを何とか食べさせたい・・・

この一心でいろいろ試しましたが、トラちゃんの場合はどれもうまくいきませんでした。

やはり、「シリンジで強制給餌する」しかありません。

「虐待みたいで見ているのが辛い!もう止めて!!」

女房から懇願されるたびに辛かったです。

猫のストレスになっているのではないか、、などと、効果が見えず不安になると信念が揺らいできます。

ですがここは、「心を鬼にして」与えるのです。

私の好きな漫画「仁」のなかで、医者の心得として、「鬼手仏心」という言葉を見つけました。

これはとてもお気に入りの名言です。

私は、強制給餌をする時、この言葉を常に心の中で念じていました。

これを飲めばトラちゃんは良くなる。

そのために鬼になる。

俺はトラから嫌われても構わない。

とにかく苦くても、飲ませること。

苦すぎるなら、苦み成分はササスぺに入れず、カプセルで与えること。

目的のために鬼になることを決心し、手間を惜しまなければ、道はあるのです。

量が多い

がん治療用のササスぺは、どうしても量が多くなります。

シベリアレイシの量が倍に増えてササスぺはどろっとしてきますし、苦すぎる種類の外出しのカプセルも分量が増えてきます。

一日所要量を朝晩の二回に分けて与えるにしても、一度の量でカプセルを5粒以上飲ませる必要が出てきます。

シベリアレイシ倍増のササスぺは猫用スープや介護用のエサ、あるいはA/D缶を茶漉しで越したものを混ぜれば飲ませることができました。

ですが、カプセルを飲ませるのが非常に苦労をするのです。

「カプセルで飲ませるのはリスクを感じます」

これは佐野先生にも言われましたし、カプセルをネコに使うことを説明したら薬局の店員からも似たようなことを言われました。

なぜなら、猫は人間のように水を使って飲み込むことができないので、粘膜に張り付いて途中で留まってしまう危険があるからです。

このやり方にはコツがあるのですが、とにかく、猫の喉を液体でうるおしながら行うことです。

この記事を書いているのは平成26年10月31日です。

正直に告白しますが、本当なら、私が編み出した、

「まずくて苦い漢方の一日所要量を5分間で猫に飲ませ、 猫エイズ発症からキャリアに逆戻りさせる方法」

をトラちゃんをモデルにして3000円程度の動画商材を作るつもりでした。

私も猫の漢方代を稼ぐために収入が必要でしたし、画期的な内容ですので分かりやすいものを作れば、困っている飼い主さんを救うことのできる、胸を張ったビジネスになるという自負もありました。

しかし現在トラちゃんはあちら側の世界に行ってしまったので、それもかなわなくなってしまいました。

本当にすみません。

必要なことは大体書いたのでこのサイトを隅々まで読んでいただければ、雰囲気をつかんで自分なりのアイデアで出来ると思います。

とりあえずは、こちらをお読みくだされば私のやっていた飲ませ方が分かります!

↓ ↓ ↓

錠剤の飲ませ方

あなたの猫ちゃんが「苦いもの得意!」の高い生命力をお持ちであれば問題ないですね。

苦いササスペをどんどん飲ませてあげてください^^

もし苦味が苦手な猫ちゃんなら、飼い主さんが自分で舐めてみて苦いと感じたものはササヘルスに混ぜずに外出しにしてカプセルで与える。

カプセルを与えるときは猫ちゃんの喉を潤してあげる。

一番大事なのは、飼い主の決意!これですね!