猫ちゃんに錠剤をのませる方法


猫に錠剤をのませることはできるのか

猫の口の中は歯が尖っていて狭いので指で錠剤を挿入することは難しいです。

でもちょっとした工夫で人間の指で猫はストレスなく呑み込んでくれます!

今日は猫に錠剤をのませるのに苦慮されているあなたに、猫への錠剤の上手な飲ませ方についてお話しします。

よねまるです、

ブログにお越しいただき、ありがとうございます。

トラちゃんが天上猫となってから、今年でまる3年が経とうとしています。

時がたつのは早いものです。

それ以降、ブログの更新は思い出す都度の不定期となっておりますが、トラちゃんの供養も3回忌をもって一区切りしたところで思い出すつどではありますが記事を載せてみたいと思っています。

以前、「トラちゃんがなくなった後でもブログを残してくださり、ありがとうございます。とても励みになっています。よねまるさんがブログを続けているのはどんなお気持ちからですか?」

というご質問を頂いたことがあります。

トラちゃんが病気と戦ってきたという証を残すことで、この世のよねまるの家にトラちゃんがいたという事実をいつまでも消えないようにしたい、という思いがありました。

トラちゃんの治療にあたっていた時、私はほとんど死に物狂いでした。

死んでほしくなかったですし、漢方治療にかけてみたいという必死な思いでした。

私自身の取り組みを正当化したいという思いもあったかもしれません。

まあ、生還させてあげることはできませんでしたが、穏やかな治療の日々を送ることができ、延命が図れ、一定の成果を得ることはできたと思います。

これはひとえに佐野先生のご指導のおかげです。

ちゃんとした方の指導があれば市販されている漢方薬で驚くべき成果を得ることができる、という事実は封印すべきではないと思ったのです。

トラちゃんを弔いたいのと、自分の取り組んだことを残したい。

これは自分を慰めたかったり、私の欲です。

ですがそれ以上に、この取り組みを記しておくことで、猫のガン治療に切羽詰まった方が遠回りせずに免疫治療の良さを確認できるのは良いことだと思っています。

是非諦めないでほしいと思います。

猫は錠剤をのみにくい

猫の口は錠剤を呑みにくい形をしています。

口が尖っており、牙が生えているので、そもそも形状自体が錠剤をのませるのに不都合です。

また唾液が少ないので、口の中が乾いており、錠剤が口の中や喉の奥に引っかかることが心配です。

人間のように、まず口に少量の水を含ませてから、次に錠剤をのませるという芸当はできないわけです。

「絶対無理・・考えるだけ無駄・・・」

と考えがちですよね。

ですが、大丈夫!

ちゃんと飲んでくれるんですよ。やり方さえ人間が工夫してあげれば、ですけど。

私はササスペを飲ませていて、がん治療用の処方に変わった時に、この方法を思いつきました。

がん治療用の先生の処方が、粉の量が多く、白花蛇舌草などのとてつもなく苦い薬を混ぜてしまうとどんなに美味しいペースト餌と混ぜてもササスペを上手くて飲んでくれませんでした。

これじゃあ、がん治療ができない!

先生は「飲んでくれればよくなりますから」という言葉を言ってくれているのに、飲ませることができませんでした。

いろいろ考えていたある朝目覚めたとき、子供のころ苦い薬はオブラートに包んで飲まされていたということに思い至りました。

しかし猫にオブラートはいかにものどに引っかかりやすそうだったので、マツキヨで売っている空のカプセルを使って苦い薬を別分けにしようという作戦を立てたのです。

でも、カプセルでもトラちゃんの喉には潤いが不足していて、なかなか飲み下すのには苦労しました。

そこで、飲ませる前にカプセルをつまんだ指ごとお水に浸してから喉の奥に放り込むようにして与えるのです。

これが猫ちゃんに錠剤を飲ませるキモです。

どこかの他のページにもこの方法は書いていますが、そこに行き当たる前にページを閉じられてしまうと、猫ちゃんへの錠剤投与を諦められてしまうかもしれないのでもう一度でも何度でも書きます。

カプセルは意外と水に強いですから、ちょっと水に浸して猫ちゃんの口に放り込むまでの間なら、なんてことはありません。

但し、毎日のことですから人間にもストレスなく、パッパカ済ませられるようにやるコツを覚えておく必要があります。

以下、私が猫ちゃんに錠剤やカプセル錠を与えるときに使っていた方法をステップにしてお伝えしておきます。

ササスペを飲まないなら錠剤やカプセル錠を飲ませたい、という方は参考にしてください。

猫に錠剤を飲ませることが楽しくて仕方ない方法

この方法が分かれば毎朝何のストレスもなく、猫ちゃんに錠剤を与えることができます。

猫ちゃんは最初はなれずに嫌がっていても、不思議なことに回数を重ねると呼吸があってきてテンポが一致してきて、快感のひと時になります。

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猫ちゃんに錠剤を飲ませる方法(6ステップ)

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用意するもの:コップ一杯の水、カプセル(錠剤)、愛ネコ

ステップ1:カプセルを右手の親指、人差し指、中指の三本指の先端を束ねた三角形の中心に包み込むようにつまむ。

ステップ2:三本指の先端ごとカプセルをコップの水の中に1秒間浸す。

ステップ3:あなたは愛ネコと同方向を向き愛ネコの右側に座り、左手を優しく後頭部に添え、カプセルをつまんだ右手を口元へ運ぶ。

ステップ4:閉じている愛ネコの口をカプセルをつかんだ右手の三本指のうち、中指の先端を口の中に入れて優しくこじ開ける(カプセルつまんだまま)。

ステップ5:口が開いたら残りのつまんでいる残りの二本指もササッと入れて、錠剤を舌の奥の方へ置く感じで入れる。

      その時左手は優しく後ろから口を開きやすいように補助する。

ステップ6:置いたら素早く右手を口の中から抜き、下あごを下から優しく抑えて首を伸ばすようにしてゴックンするまで待つ。

以上6ステップです。

ちょっとわかりにくいですかね?

映像があれば一瞬の出来事なんですが。

文字にすると、こういうことになります。

コツとしては、猫ちゃんに力を加えないで「ササッ」と行うことです。

口はこじ開けなくても、中指を正面から入れていけば、勝手にあんぐりとあいてくれます。

飼い主さんでも、自分のうちの猫ちゃんの口の中に自分の指を入れることには抵抗があるかもしれませんね。

でもやっていみると意外と簡単です。

ごっくんと飲んでくれるようになると、ちょっとした快感になりますw

ぜひ試してみてください。

ここで注意点!

人間の飲んでいる漢方薬が猫に効くからといって、

決して人間の風邪薬などを間違っても猫ちゃんには飲ませないこと!

ちょっとした初期症状向けの風邪薬でさえ、猫ちゃんにとっては劇薬になることもあるそうですから。

飲ませるのはあくまで、あなたがこしらえた漢方カプセルか漢方錠剤ですね。

よろしくお願いします。

ありがとうございました。

よねまる

コメント

  1. 小林令子 より:

    初めまして。実は昨日飼い猫が猫エイズとお腹にしこりがあるから恐らくリンパ腫だと診断され、
    治療法をネットで検索してたところ、よねまるさんのブログを発見し読ませて頂きました。
    行きつけの病院では手術や抗がん剤の治療を紹介されましたがあの小さな体にそんな治療をするのも気が引け、他の方法を探っているところです。
    うちはキジトラの男の子で16才ですが、よねまるさんの体験記読んでとても参考になり、選択肢のひとつとして考えたいのですが、その漢方を扱っている病院を教えていただくことはできますでしょうか?
    よろしくお願い致します。

  2. 小林令子 より:

    初めまして。昼間コメントしたつもりができてなかったのか?もう一度送らせていただきいます。昨日、飼い猫が猫エイズと診断されさらにはお腹にしこりがあるからおそらくリンパ腫だろうと言われてしましました。
    16歳のキジトラの男の子なので、無理な治療はやめたいと思い、他の方法を詮索していたところよねまるさまのブログにたどり着きました。
    漢方で腫瘤がなくなられたとのことで、ぜひ治療の選択肢として同じ方法を考えたいのですが、もし可能でしたらよねまるさまが使用していた漢方の取り扱い病院を教えていただけないでしょうか?
    よろしくお願いいたします。

    • yonemaru より:

      小林様、
      連絡遅くなりました、よねまるです。

      漢方を処方してくれた薬局は、佐野薬局です。
      http://www.sanopharmacy.com/

      病院ではありませんので、念のため・・・

      こちらから相談されてみてください。

      よねまるのページで知った、
      と一言添えていただければ幸いです。

      猫エイズでも、リンパ腫でも、
      猫ちゃんが元気なら望みはあります。

      じっくりまったりと、
      キジトラちゃんに寄り添って上げてください!!

      治療で切羽詰っておられるのに、
      お返事が遅くなってし申し訳ありませんでした。

      よねまる

      • 出口幸子 より:

        はじめまして。猫のがんに対する漢方治療を拝見させて頂き、早速ササスペシャルをお願いし
        ました。よねまるさんのカプセル与薬に感銘を受け実践したいのですが、ササヘルスを抜いた漢方の粉薬は、1日あたりの所要量として何カプセルほど必要になるのでしょうか。教えて頂けたら幸いです。

        • yonemaru より:

          出口様、

          よねまるです。コメントありがとうございました。

          お返事が遅くなってすみませんでした。

          私の場合は佐野先生にがん対策で処方していただいた漢方薬のうち、苦味の強いものをカプセルで投与していました。

          与える量ですが、処方された苦い粉を全て混ぜて、機械的にカプセルに詰め込み、日数分で割った量を一日の分量として与えていました。

          ですから小さいカプセルだとたくさん数を与える必要がありますね。

          猫ちゃんが慣れるまでは小さめのカプセルから始め、徐々に大きくしてゆきました。

          あまり猫ちゃんに無理をさせるのは良くないと思いますが、我がトラちゃんの場合は、カプセルを水でぬらす方法を思いついてからは大きなサイズでも平気で飲み込んでくれましたよ。

          くれぐれも猫ちゃんののどに引っかからないように、カプセルを水でぬらしてから投与してください。

          健闘をお祈りしています。