幼い頃の記憶が役に立った!
新処方ササスペの「味」にストレスを感じているのなら、猫にそれを感じさせずに飲ませる方法を考え始めた時、ふと、幼いころに苦い薬を飲ませられる時にどうしていたっけ?と考えました。
幼いころの風邪薬は子供が吐き出さないように、子供の好きなシロップ状に甘くなっていたり、糖衣錠で甘くなっているので味がよく大きくなければ飲み込むことが出来たのです。また、苦い粉を飲まなくてはならない時は、母親がオブラートに包んで飲ませてくれました。
私は喉に張り付くオブラートが苦手で、水で流しこと気にも喉の粘膜にが剥がれ落ちるような感覚を覚えて吐き出してしまったことが何度かあったことを記憶しています。
しかし、猫にもこの方法は応用できるのではないか。
液体ではオブラートに包むことは出来ないが、何かに包んで中の味を感じさせないようにして飲ませればよいのではないか。
ササスペという液体をどのようにして味を感じさせずに飲ませるか?
いや、問題はササスペの味ではない。あくまで「新処方のササスペ」が問題なんであって、現に古い処方のササスペなら飲んでいる。
であれば、新処方の追加された粉だけをササスペから外して、何かにくるんで飲ませればよいのではないか。
そのようなアイデアに至ったのです。
そこで、すっかり常連になった最寄り駅のマツキヨに出かけ、店員さんに聞いてみました。
カプセル錠の「カプセルだけ」って売っていますか?
すると、なんと、売っていました。
空のカプセルというのが売っているのをあなたはご存知でしたでしょうか?
私は今回初めて知りましたが、薬の中身が入っていないカプセルだけという商品がマツキヨなどにもおいてあるのです。
ただしあまりしょっちゅう出る商品ではないらしく店員さんはレジの奥の方の棚から引き出しごと私の前に持ってきてくれました。
すると何種類かの大きさのサイズがありました。私は試しに一番小さいタイプを買ってみました。
100カプセル入って値段は400円程度でした。
カプセルを買って帰ったら早速残りのササスペに入れる予定だった新処方で追加された粉をカプセルに詰めてみました。
粉の詰め方は結構面倒くさいですが、わたしは新聞広告の裏が白紙になっている紙を利用して粉を一旦広げてから一粒一粒細い棒で詰めてゆきました。
時間をかけて3カプセルほど作りましたが、問題はトラちゃんがこんな物体を飲んでくれるかどうかです。
薬の上げ方にコツが有る
口を開けてから一気に上げるのがコツですが、猫は錠剤やカプセルを飲む時コップで水が飲めませんからはじめに少しシリンジで水を与えるなどして喉の中を湿らせておく必要があります。
その上で、躊躇なく一気に喉の奥の方へカプセルを入れてあげるのがコツです。
この方法で作った3つのカプセルは全て飲ませることが出来ました!!
もしこれが効果が出れば、ササスペも与えることが出来て、所定の癌治療成分を全て摂取させることが出来ます!