病院の治療の注意点


免疫を抑制してしまう治療

先生の処方が届き、治療を開始してから「漢方を飲ませるのは大変だ^^;」と頭を抱えていたところ、漢方先生からメールで警告を受けました。

抗生物質や消炎剤は、猫の免疫を抑制する側に働いてしまうとのこと。またインターフェロンも同じことなので使わないほうが良い。

ただどうしても鼻血がひどい場合などは、抗生物質や消炎剤を一時的に使うのもよいでしょう。ですが長期では使わないことです。

せいぜい1週間程度にして下さい。というお話でした。

猫がエイズになると、「インターフェロンを使う」という記述がアチラコチラに見られたので、インターフェロンが体に良くないというお話は意外でした。

健康な猫は自分で免疫を作り出す力があるのでインターフェロンを注射してしまうと自分で活性できなくなるというようなお話だったと思います。

猫の負担になるのは嫌だったのでエイズと共生するにはとりあえず症状をなくすことだ、と思い、当面は抗生物質を短期間飲ませながら漢方先生の指導に従うことにしました。

抗生物質を飲ませて一週間で鼻水の症状が止まりました。

インターフェロンは注射なので猫のストレスになるのは良くないからやめよう・・・と考え止めていたところ、抗生物質が切れた4日後に激しいクシャミと鼻血が出てきました。

これまではずっと左側からの鼻血でしたが、今度は右の鼻からの出血でした。

この時既に悪い予感がしていました・・・

漢方先生からのアドバイス

左の鼻は通りが悪いらしく(この時はまだ腫瘍だとは気付きませんでした。)詰まって呼吸が苦しそうでしたが、右の鼻からは鼻血混じりの鼻水がひっきりなしに出るようになりました。

抗生物質を更に2週間のませましたが、一向に症状は改善せず、再度先生に相談したところ

あっけらかんと、「飲ませる漢方薬の量を増やしましょう」といわれました。

先生の処方は、「ササヘルス」という笹の葉エキスの液体に、各症状に合わせて漢方の粉を混ぜて飲ませるという独特の処方です。

猫や犬の治療をしている人の中では有名ですが、この処方は通称「ササスペ」と呼ばれています。

恐らく、「ササヘルススペシャル」の略だと思います。

このササスペを健康維持のために1日辺り合計5CC飲ませていたのですが、10CCに増やそうというお話でした。

量を多くすると鼻血がピタリと止まるケースがあった、のだそうです。

このササスペというのは、実に「まずい」のです。

例えて言うなら、芋虫を大量に集めて大鍋で煮詰めたような味です。

こんなものを動物に飲ませることができるのか・・・・

毎日飲ませるのが不安だし、猫というより飲ませる側の私自身のストレスになりました。

これまで乾燥の餌を与えていたのをウェットの餌に変えて少しずつ餌に混ぜながら与えてやっとこさ3CC程度を与えるのが精一杯でした。

それを10CCとはどうゆうことなんだ???

ここから猫とのバトルが始まるのです。

次のページから先生からアドバイスを受けながらササスペを何とか飲ませる方法を試行錯誤し始めます・・・