猫の治療「こうすればもっといい」編


よねまるです。

トラちゃんが旅立って1週間がたちました。

なんとなくその辺を漂って、

「にゃ~ごろ~」と喉を鳴らしながら鳴いている

気配を感じてしまいますね。

そんな時はそっと手を合わせて、

気持ちをあちら側と通信してみます・・・

すると、聞こえてきます。

「にゃ~ごろ~(お前はよくやったよ)」

恐縮です・・・

ところで、本日、、

佐野先生に初めてお目にかかることができました。

先生は普段お店に出ていらっしゃいませんが、

あるメディアの取材がありたまたま出られるタイミングが

あったので、狙って御礼に伺った次第。

いろいろとやさしいお言葉をかけていただき、

救われた思いが致しました。

お忙しいところ、本当にありがとうございました。

酷い時は毎日何通もメール攻めにしてしまい、

先生の睡眠時間を大幅に削ってしまいました。

その件はかなり反省していたのですが、笑顔で、

飼い主さんはみんな必死ですからね、

とおっしゃって下さいました。

治療をあきらめなければ、方法があるんだ、

ということを伝えてゆきたいと熱く語っておられました。

佐野先生との出会いがなければ、

うちのとらっこはここまで幸せな生活は送れなかったでしょう。

「よねまるさんはできることをすべてやりつくされていると思いますよ。

ですから、トラちゃんはとても幸せな猫ちゃんですよ。」

本当にありがとうございました・・・

・・・・・・・・・・・

ところで、

これから猫ちゃんの治療に当たられようというあなたにとって必要なのは、

生前の猫の感傷話よりも、漢方治療の可能性や「べからず集」などでしょう。

先生から、「できることをやりつくしている」と言われて、

私自身は救われた思いがしたわけですが、

「こうしたらもっと良かったかもしれない」という出来事は、

書き記しておこうと思います。

ひょっとしたらこの文章が、どこかで治療で頑張っている猫ちゃんと

飼い主さんの役に立つかもしれない。

この思いは不思議となくなりません。

不定期なペースになりますが、少しずつ更新してゆきますので、

よろしくお願いします。

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↑ぬいぐるみとくつろぐトラ

・・・・

さて、本日お伝えしておきたいこと。

それは、私が始めに侵してしまった間違いです。

これを読まれているあなたの猫ちゃんは

猫エイズにかかっていることでしょう。

大事なことなので、繰り返しお話ししますが、

猫エイズに漢方は有効です。

仮に今あなたの猫ちゃんが猫エイズを発症していても

漢方を飲ませ続ければキャリアに戻すことが十分に

期待できますからあきらめないでくださいね。

今日お話しすることは、

あるいは私も、始めから猫エイズにかかっていることが

分かっていたならば、侵さずに済んだ間違いだったかも

しれません。

このことをしてしまったおかげで

トラちゃんは猫エイズが発症してしまったのです。

まあ、それも漢方治療のおかげで改善することができたわけですが。

漢方という改善の手はありますが、侵さずに済むことなら、

最初から避けたい。

そうです。

私が始めに侵してしまった間違いとは、

ペットホテルや病院などに猫を預けること

なんです。

実は家のトラは昨年の夏、

家族旅行に出かけるために5泊もさせてしまったのです。

その結果具合が悪くなり、念のため検査をしてみて

猫エイズであったことが発覚した、という次第でした。

始めに検査しておけば、せずに済んだ過ちでした。

受け取りに行ったときは割かし元気そうに見えたのですが、

1週間後には鼻水を出し、それが次第に鼻血に変わり、

あっという間に腫瘤へと悪化してゆきました。

猫のエイズにはストレスが大敵です。

「病院で慣れたスタッフが付いているし、

飼い主さんが希望される漢方薬も与えることができますよ~」

みたいな感じで、大概の病院や施設ではこのように

やたら明るく優しく答えてくれます。

すると、「じゃあ、まあ安心かな・・」

というつもりになってしまうのですが、

どうかそこは思いとどまってほしいのです。

もしご家族でご旅行に出かけたい場合は、

お金はかかりますが、ペットシッターを

雇ったほうが良いでしょう。

「ペットシッター お住まいの場所」

で検索すると、出てくると思います。

とにかく、猫にとって一番ストレスになるのは、

慣れない環境に閉じ込めてしまうことなんです。

寂しいし居心地の悪い病院やペットホテルは

猫ちゃんの免疫を落としてしまいます。

ということで、ご旅行に出かけるならば、

お身内やペットシッターなどに頼んで、

猫ちゃんをご自宅で安心させてあげてほしい・・

これがよねまるの願いです。

ありがとうございました。

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