もし、あなたのネコちゃんが宣告されたらどうしますか?
「がんです。抗癌剤治療を受けて下さい。」
もし、ある日突然、あなたの家のネコちゃんが、病院の先生から「がん」の宣告を受けたとしたら、飼い主のあなたはどちらの道を選択しますか?
A.抗癌剤治療を受けさせる。
病気のことはよくわからないし、病院の先生を信じてお任せするのが一番いい・・・
やっぱり先生が言っていることが正しい・・・
抗癌剤に耐えられればがんをやっつけられる可能性が高いと言っているし・・・
抗癌剤を受けさせよう。
B.体に優しい治療方法を探す。
抗癌剤は猛毒だから、がん細胞だけじゃなく健康な細胞まで蝕んでしまう。
猫が食欲がなくなって辛くなるのを見ているのは辛い・・・
抗癌剤で猫が弱ってしまっては嫌だから、別の方法を探したい・・・
免疫を賦活させて病気と戦う方法にしたい。
このサイトは、Bの選択肢を選ぶ!という飼い主様に、ぜひともお伝えしたいことがあり、立ち上げたホームページです。
何故なら、
私のうちにいる猫エイズのトラちゃん(オス猫5才)が、漢方薬だけの治療で、鼻に出来た腫瘤を縮小させることに成功したからなのです。
もちろん、猫エイズのままですが、発症したかと思われた症状は完全に消えて、現在はモリモリ元気な状態に戻りました!
猫は猫エイズだったとしても発症しなければ、(発症しても症状を治せれば)健康な状態で寿命をまっとうすることも出来ます。
猫エイズのトラちゃんの左鼻先に出来たこの腫瘤は、病院の検査の結果、悪性のリンパ腫、つまり「がん」の可能性が高い、と言われたものでした。
猫エイズで免疫が落ち病気を引き起こしてしまったのです・・猫エイズの発症状態=いずれ免疫不全=寿命が迫っている、という恐怖を感じた瞬間でした・・・
ですがここで、私達家族も話しあった結果、Bの治療方法を選択したのでした。
しかし、正直に申し上げると「漢方」という薬に対して先入観があり、この治療法を選ぶにあたり、始めは迷いがあったのです・・・
なぜなら、「漢方」というとどうしても、
- 効き目が遅い
- 風邪薬や健康増進の延長
- 気持ちの問題
- まずくて面倒くさい
という、眠くてまどろっこしくて非科学的という印象がありました。
右鼻からは絶え間なく鼻血を出し続け、左鼻からは腫瘤が穴から飛び出すほどに盛り上がり、歯肉炎で口からは猛烈な異臭を発していたトラちゃんを、「体にやさしい」とかいう触れ込みの子供だましの方法で本当に救えることができるんだろうか・・・
ですが、結果は違いました。
漢方ではしっかりと所定の量を与えることができれば、
驚くような治療の結果をもたらすことができるのです。
癌治療宣告の記録
2014年1月18日、私の住む地元の検査設備のある大きな病院で、うちのトラちゃんは「がんの可能性が高い」という診断を受けました。
トラちゃんが猫エイズにかかっていることは分かっていたので、命がけの勝負が必要でした。
私はその日、従来より相談していた漢方薬剤師の先生に、決意のメールをしました。
以下。
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先生、
いつも大変お世話になります。
トラちゃんの病気は
左鼻のリンパ腫の可能性がある、
とのことでした。
CTの結果は、左の鼻の鼻孔は完全にふさがっており、
副鼻腔までびっしりと膿がたまっている状態です。
鼻先の腫りゅうにより、鼻が詰まり、
膿が溜まる状態になってしまったとのことでした。
右の鼻の鼻孔は炎症で出血があるものの、
ふさがってはいませんでした。
先週鼻の奥の一部細胞を取り、
腫れと出血の原因を検査したところ、
右の鼻(出血している方)は細菌性のもの。
左の鼻(腫れて詰まっている方)は細菌が見当たらず、
状況からするとリンパ腫の可能性が高いとのことです。
但し、完全な特定ができず、
リンパ腫でも高分化か低分化かがわからないので、
もう一度6~7万かけて検査をする必要がある、
と言われました。
それでも特定できるかは確約できないそうです。
骨の損壊はそれほど見られないものの、
顕微鏡検査の結果が珍しいタイプなので、
先生の感覚だと、リンパ腫の可能性が高く、
かつ、高分化のタイプであろう、
という見立てだそうです。
低分化なら抗癌剤が効くが、
高分化だったら効く抗癌剤がないけれども、
いずれにしても抗癌剤治療をしてもらう、とのこと。
つまり、検査の結果、今後はいずれにしても
抗癌剤治療を薦めてくる、というパターン。
そこで家族で話し合った結果、
特定できるかどうかもわからない検査に、
お金を払う気になれない、という問題もありますが、
効く可能性の低い抗癌剤治療をするのは馬鹿げているし、
仮に低分化だったとしても25週間も抗癌剤を投与するのは
やはり抵抗があります。
ですので、追加の検査を受けるのはやめにして、
それに続く抗癌剤治療もやめよう、
と思っているのです。
漢方治療にとっても必要がなければ
猫の負担になる検査を受けるのも
止めにしようと思っています。
病院での治療は引き続き、
抗生物質と消炎剤、あるいはステロイド剤、
ということになりそうです。
よろしくお願いします。
ありがとうございました。
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以上です。
このメールで私の中には、治療を進めてゆく途中で方針をぶらしたくないので、自分に言い聞かせたい思いもありました。
そして、
抗がん剤の治療はさけてトラが快適に過ごせる漢方治療だけに専念しよう!
そのためには薬を与える苦労があったとしても自分が全て請け負おう!
という決意をしたのでした。
そして結局この後、抗生物質、消炎剤、ステロイド剤も、一切使用することはありませんでした。
行ったのは唯一、薬剤師の先生に処方してもらった漢方薬の治療だけでした。
その結果、この決意のメールを送った2週間後には、
抗癌剤治療が必要と診断されていた鼻の腫瘤は縮小(その後左鼻の穴から完全に消失)し、鼻血が止まり、臭かった歯肉炎と鼻汁の臭いも消滅したのです。
うちの猫は猫エイズだ、発症してしまった、(最悪)癌になってしまった・・・としても諦める必要はないのです。
このホームページでは、治療に希望を失いかけた飼い主様に今一度希望を復活して頂き、猫ちゃんに寄り添うように治療を続けて欲しい、という願いで書きました。
当然、私のうちの猫でしか治療を経験していないので、100%絶対だなどと傲慢なことは申し上げられません。
ですが、「漢方」を風邪薬や健康増進の延長という捉え方をしてがん治療の選択肢としては弱いのでは、という考えをお持ちならその思いを払拭し、十分に試してみる価値がある、ということは力強く申し上げたいのです。
このホームページでは、
①しっかりした処方の漢方があり、
②しっかりと所定量を飲ませること
ができるなら、病気を治せる望みが十分にある、ということをお伝えしたいと思います。
飼い主様、どうか希望を捨てず、最後まであきらめないであげて下さい!
こころより、よろしくお願いします。
よねまる
それでは最初に、猫エイズの漢方治療に出会えてよかった!お話へどうぞ。